当社は山梨県で長年 R/C 完成機を製作しております。掲載以外の商品もご相談にのりますので是非ご用命下さい。
最新ノウハウを凝縮した“大型機”
文・西岡 肇
F3Aルールの2m規格の中で、より大きく見せることのできる機体を作りました。取扱いがしやすい単葉機で、複葉機並みの側面揚力が大きい胴体を目標にしています。
複葉機に上下の翼を支える柱(サイド・ステー)を細くしてみると、ナイフエッジの浮きに、かなり違いがあることがわかりました。そこで、単葉機でも複葉機のようなサイド・ステーを付けたときに、 どれほどの効果が現れるのかをテストしました。翼の前縁やキャノピーの前、ノーズの下などに取り付けてみましたが、 重心位置より前方では方向性が悪くなりがちで、キャノピーの前に取り付けたときは低速時に機体が左右に振られ、着陸で苦労しました。
 また、胴体だけで揚力を保つには、かなりのボリュームが必要で、その結果、テールボリュームもさらに大きくしないと、直進安定性が犠牲になりがちです。
「VALUE」の開発ために、まずは発想を変え、機体各部の取付位置を変え、大きさを変え、結果的に重心位置から後の部分でも、充分な揚力が得られることがわかりました。
「バリュー」は、そのスタイルを保ちながら、ナイフエッジ状態でテールを下げることなく、スクエア・エイトなどもラダーのコントロールどおりに効いてくれます。 側面が沈まないために、ラダーの反応が良くなるのです。その結果、前重心でも飛ばしやすい機体になりました。ラダーの反応の良さはストール性の向上につながり、スピンも一定速で回ります。
テールボリューム効果もあり、コントラ(2重反転)使用時にも、テールボリューム不足にならないだけの面積があります。
F3Aルールの2m規格の中で、より大きく見せることのできる機体を作りました。取扱いがしやすい単葉機で、複葉機並みの側面揚力が大きい胴体を目標にしています。
複葉機に上下の翼を支える柱(サイド・ステー)を細くしてみると、ナイフエッジの浮きに、かなり違いがあることがわかりました。そこで、単葉機でも複葉機のようなサイド・ステーを付けたときに、 どれほどの効果が現れるのかをテストしました。翼の前縁やキャノピーの前、ノーズの下などに取り付けてみましたが、 重心位置より前方では方向性が悪くなりがちで、キャノピーの前に取り付けたときは低速時に機体が左右に振られ、着陸で苦労しました。
 また、胴体だけで揚力を保つには、かなりのボリュームが必要で、その結果、テールボリュームもさらに大きくしないと、直進安定性が犠牲になりがちです。
「VALUE」の開発ために、まずは発想を変え、機体各部の取付位置を変え、大きさを変え、結果的に重心位置から後の部分でも、充分な揚力が得られることがわかりました。
「バリュー」は、そのスタイルを保ちながら、ナイフエッジ状態でテールを下げることなく、スクエア・エイトなどもラダーのコントロールどおりに効いてくれます。 側面が沈まないために、ラダーの反応が良くなるのです。その結果、前重心でも飛ばしやすい機体になりました。ラダーの反応の良さはストール性の向上につながり、スピンも一定速で回ります。
テールボリューム効果もあり、コントラ(2重反転)使用時にも、テールボリューム不足にならないだけの面積があります。
⬆量産前の最終試作機を飛ばしてくれた西澤清さん(右・長野フライングフレンド会員)と、本機の設計・製作者の西岡製作所の西岡肇(山梨)。
機体はドイツ製アンバーダンAVR コントラドライブ・ユニット装備、プロペラ:ブレンナー22 × 20(前)/ 22 × 22(後)、パワーマジック5200mAh、Futaba18MZ。
 コントラの特徴は、22〜23インチの大きなプロペラがダブルでブレーキを掛けるため、方向性が悪くなることです。
テールフィンを追加すれば方向性は良くなりますが、風が強いと抑えきれません。そのため、強風でもカバーできる大きさのフィンをオプションで用意しました。
少しでも後方の位置に付けたいために、左右のエレベーターに取り付けるツイン・フィンとなっています。 フィンの取付けにあたっては、好みで抵抗を掛けたけれぱ、上から見たときに「ハの字」になるようにセットすると、機体の復元性が良くなります。 フィンをテープで止めて、好みの取付角を確認してから固定することもできます。
 今回は塗装済み完成機の他に、白塗りのままの完成機も用意しました。色塗装が乗っていないだけで、リンケージ・パーツは塗装済み完成機と同様に付属していますから、白色のままで飛ばすこともできます。
⬆機体が「大きく見える」従来機にない胴体ボリュームが特徴。ナイフエッジ時のラダー量も最少で済む。
 「VALUE」は、カナード翼やサイド・ステーなどを、道具を使わずにワンタッチで脱着できるのも大きな特長です。
そのために、高価な特注部品を数多く作りました。
サイド・ステーを取り外したままで飛ばすこともできます。側面効果の高い機体はラダーの反応が良いため、ラダー操作に慣れるまでは外した状態で飛ばすのも、練習には効果的です。
一方、カナード翼は、取り外すとナイフエッジ時にラダー操作時に少し寝グセが出ますので、付けたままのほうが“寝起き”が生じません。
サイド・ステーは取り外してもクセは出ませんが、付けたほうが直進性が良く、ロール時には効果があります。
 クオリティーの高い塗装と、手間の掛かったデザインが「VALUE」の魅力です。コンポジットがさらに進化し、今ではバルサ機を超えるまでになっています。
雨の日でも水分を吸うことはありません。機体を成型するにはデザインが重要ですが、当社で製作した木型を工場へ送り、3Dプリンターで型を作りました。
斬新なデザインが価値を生み出します。2mルールが変わらない限り、長期にわたって何年も飛ばし込める機体です。
⬅主尾翼は前縁が円弧を描く「前縁オーバル型」。スナップロール特問合せ:西岡製作所 性を見据えた形状だ。
【テクニカル・データ】

●胴体
 全 長:1992㎜
    (90㎜長スピンナー時)
 全 高:518㎜(垂直尾翼高:498㎜)
●主翼(前縁オーバル型)
 全 幅:1970㎜
 面 積:66.52d㎡
 翼弦長:518㎜⇒150㎜
 翼 厚:45㎜⇒20㎜
●水平尾翼(前縁オーバル型)
 全 幅:850㎜
 面 積:18.2d㎡
 翼弦長:310㎜⇒128㎜
 翼 厚:27㎜⇒17㎜
●カナード翼
 全 幅:640㎜
 面 積:8.9d㎡
 翼弦長:225㎜⇒83㎜
●サイドスラスト
 シングル・プロペラ:サイド2.5°
           ダウン2.5°
 コントラ・プロペラ:サイド0°
           ダウン2.5°
●テスト機の総重量(サイドステー付)
 ★O.S.リダクション・ユニット
  パワーマジック5200mAh:4850g
  フリーマックス5500mAh:4950g
 ★アンバーダンAVRコントラ・ユニット
  パワーマジック5200mAh:4840g
  フリーマックス5500mAh:4940g